保育内容「環境」
2025/06/09
保育・幼児教育
[担当教員] 香﨑 智郁代
[対象学年] 保育・幼児教育専攻 2年生
[対象学年] 保育・幼児教育専攻 2年生
保育内容「環境」の授業は、保育・幼児教育専攻2年生を対象にした科目です。この科目は、将来、保育者(保育士・幼稚園教諭・保育教諭等)を志望する学生が必ず受講しなければいけない(必修)科目の一つです。
今回は「科学を体感する」というテーマを取り上げました。「科学」と聞くと、小・中学校以降の理科教育を思い浮かべる人もいると思います。でも子どもたちの生活を見てみると、園内にはマグネットを使った玩具やボール・コマ・車などを転がして遊ぶスロープトイ、そして園庭にはブランコやすべり台など、遊びながら「磁力」「重力」「遠心力」といった「科学」を体感できる遊具がたくさんあります。子どもたちは、それら多くの物に興味や好奇心を持って関わり、工夫しながら遊ぶことで、無意識のうちに「科学」を体感・経験しているのだと思います。
今回の授業では、「身近な物や遊具に興味をもって関わり、自分なりに比べたり、関連づけたりしながら考えたり、試したりして工夫して遊ぶ」という内容のもと、「モビールづくり」を行いました。左右のバランスがとれるようにつるす紐の長さや物の大きさ・重さを考えながら工夫している人、なかなかバランスが取れず、つるす重りを改めて作っている人など、それぞれ試行錯誤しながら取り組んでいる様子が見られました。
保育者となる学生のみなさんには、生活の様々な物や玩具が子どもたちにとって大きな意味を持つということを理解し、援助ができるようになってほしいと思います。