教職論(小中高)
[対象学年] 2年生教職
教職論は、教職の意義や特徴を知り、教員に求められる資質能力について理解を深めていくものです。
今日の授業は「学び続ける教師」についてです。時代の変化が激しく、様々な教育改革が進む中で、どうして教師は学び続けなければならないのか。どのようなスキルが教師に求められているのかについて、現在行われている授業実践及び社会的背景から掘り下げて考えていきました。
授業では、まず前回の振り返りから、「社会の変化を踏まえた今日的教育課題」として学修したグローバル化やデジタル化による教育改革(G I G Aスクール構想)の振り返りを行いました。 授業の前半は、自分たちがこれまで受けてきた授業とコロナ禍以降、新しい学習指導要領による1人1台端末が普及した今の授業がどのように変わってきているかを実際の授業実践も見ながらその違いを考えていきました。そして、後半はO E C Dが提唱する「キー・コンピテンシー(主要能力)」と学習指導要領の方向性から、新しいスキルが求められる理由についてディスカッションを通して考えを深めました。
学生は、子どもも先生も夢中になる授業をするには「先生が教える授業」から「子どもが学びとる」授業へ変えていく必要があること、そのためには教師が「教える専門家」から「学びの専門家」への変革が求められていることをこの授業を通して学びました。
学生の感想
私たちが小学生の頃にはこのような授業はなく、全てプリントで授業が行われていた。時代の変化に伴って、授業方法など教育環境が変化しているのである。教師はこの変化についていく必要がある。そのためにも、次へ次へと新しいことに挑戦し、児童と一緒に学び続けていくことが大切なのではないかと考える。教師の学びに終わりはないのである。また、教師が学び続ける姿勢を児童に示すことで、私が目標としている一緒に成長することができる教師に近づくことができるのではないかと考える。授業の動画内で「ICTをうまく使える人がよい授業をするとは限らない。苦手な人でも周りの人と助け合って活用していくことが大切だ」という言葉がでてきたが、確かにその通りだなと思った。端末を授業に活用するのはもちろんのこと、楽しく学び、ワクワクする授業になるよう活用し、技術だけでなく私たち自身もアップデートしながら学び続けていきたい。