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生徒指導論(進路指導を含む)

2025/07/09
児童教育
[担当教員] 城戸伸一 
[対象学年] 教職課程 3年

本授業はキャリアイングリッシュ専攻3年(9名)児童教育専攻3年(43名)が受講しているが、現在は「生徒指導の現状等を通して感性を磨き、具体策に繋げる」をテーマにして授業している。教材は、「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸問題に関する調査結果」を使用し、まずは「いじめ」「不登校」に関するデータを通して、生徒指導を実践する際の教師の姿勢・感性・感覚を磨き、「暴力行為」のデータと共に生徒指導の法的根拠等を学び、「自殺」の数字から教師の使命を再認識することに努めてきた。

今回は、大リーガー最初の黒人選手であるジャッキーロビンソン選手の逸話を教材とし、少々古いやり方ではあるが付箋紙と広用紙を使用した班別討議を行った。これは、これまでの学びを「具体策に繋げる」ことを目標とした試みではあるが、その中で、人種差別のみならず、何かその他の事柄に気付かせ、ひいてはいじめなどに対する発達支援的生徒指導(生徒指導提要より)もしくは、課題予防的生徒指導につなぐことを期待して実施した。

教師は授業をする際に学習指導案を作成するが、今回の試みは指導案作成前に教師が頭の中に描く青写真を皆で考え、共有することが2次的目標である。そのため各グループでは、この教材をどういう観点で捉えるか、めあては何にするか、その授業でどうゆう姿になってほしいか、子どもはどういう意見を出してきそうか、先生はどんな発問にするかなどを付箋紙に書いて寄せ合い、そしてまとめをどうするかにつないでいくことになる。できあがったものの一例を添付した。

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