哲学
2025/11/25
Cイングリッシュ
保育・幼児教育
児童教育
心理臨床学科
[担当教員] 岡村健太(人文学科児童教育専攻)
[対象学年] 1年(共通教育科目)
[対象学年] 1年(共通教育科目)

「哲学」の科目は、学年も学科もバラバラの学生達が受講しています。前週にはフッサール認識論について学びましたので、今回はそれを用いて「哲学対話」の一種として近年注目されている「本質観取」の実践を行いました。
近年、小学校の道徳科でも実践されている哲学対話ですが、「思いやりとは何か」という、実際に教科書にも掲載されているテーマで対話を行いました。一人で考えても複数人で対話してもOKという、自由なグループ編成で行いましたので、適宜オンライン上にグループの経過を記入することで、教室内の多様な他者の意見に触れられる環境を準備しました。
グループ毎に納得解が作られたので表現は様々ですが、どの納得解にも自然と同じ様な表現が含まれていきます。そして、その納得解を手にすることで、各々が「思いやりを実現するにはどうすればいいか」をより具体的に考えられる様になったのではと期待しています。


教員のコメント
自分の頭でじっくり考える、いわば「吟味する」ということは、現代においてその重要性を増している気がします。字足らずだったり字余りだったりしながらも、試行錯誤の中で言語化を続けていって欲しいと思います。
学生の感想
普段は意味を考えずに当たり前に使っている“思いやり”という言葉で、こんなに悩むことになるとは思わなかった。凄く難しかったが、みんなの意見を読んでみると、共通の認識やワードがあって面白かった。
学生の感想
相手が持っている視点や経験と自分の考えが合わさり発展していくのが面白かった。一つのことを突き詰めようとすると、他の部分を更に奥深く考えなければならなくなり、考えることは尽きないなと思った。
