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教職実践演習(中高)

2025/02/13
児童教育
[担当教員]  
[対象学年] 4年生

「教職実践演習」は教育職員免許状授与を受ける際の必修の教職に関する文科省の指導による特殊な科目として新設されたものです。そして実践的指導力を「学級や科目を担任しつつ、教科指導、生徒指導等の職務を著しい支障が生じることなく実践できる資質能力と定め、ロールプレイングなどを適切に組み入れることなども必要とされています。

第1班「通常学級に居る特別な支援が必要な児童のケース会議」、「通常学級担任として、支援の必要な児童にどのような対応をするか、また特支担任としてどのようなアドバイスがあるか」

第2班「特別支援学級の避難訓練後の学年会」、「パニックを起こす生徒への対応」 

第3班「学校外で起きたSNS問題にどの等に対応していくか」、「このようなSNS問題を防ぐために、普段からどのような指導をするか。」

第4班「クラス替えに対して要望を出してきた保護者への対応」、「理由がいじめであったら,どのような案を保護者に提示するか」

第5班「遅刻が増えてきた中3女子生徒に対して家庭環境などの背景にも配慮しつつ生徒指導を行う方法」、「他に考えられる遅刻の原因および配慮事項」

自ら選んだテーマに目的を持たせ、それを演じながらどのように視聴者に問題を提起するかを考えること自体が、将来教壇に立ったときに実践できる資質能力におけるこの時期における自己の課題を再認識する時間となります。併せて提起された問題について各班に分かれて協議し、その後意見を共有することを実施しています。 

実習などで知見したことを、具体的場面を想定して演じている四年生の姿が、最終学年で履修されることになっている教職実践演習の意義を再確認させてくれます。

学生の感想

生徒指導などに関するマニュアルはありますが、実際のロールプレイングで演じるためにシナリオをたてようとすると、マニュアルだけでは問題は解決しないことに気付きます。各場面で考えることが多いことをも実感しました。10分程度で作ろうとしたロールプレイングが、30分を超してしまいました。


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