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社会福祉と相談援助

2026/06/29
保育・幼児教育
[担当教員] 永野典詞 
[対象学年] 保育・幼児教育専攻1年、心理臨床学科4年(履修者)

社会福祉と相談援助 ~人を支える力を学ぶ~

保育や福祉の現場で必要となる「相談援助(ソーシャルワーク)」をテーマに授業を行いました。

授業の冒頭、学生たちに一つの問いを投げかけました。「あなたは本当に相手の気持ちを理解できていますか?」 私たちはつい、自分の経験や価値観を基準に相手を見てしまいます。しかし保育者や福祉専門職には、自分とは異なる立場や背景を持つ人を理解しようとし続ける姿勢が欠かせません。

授業では、子どもや保護者への支援事例を取り上げながら、専門職の本質的な役割について考えました。それは「困っている人を助ける」ことではなく、その人が本来持っている強さや可能性(ストレングス)に目を向け、「自分らしく生きる力を自ら引き出せるよう支える」こと、すなわちエンパワメントの視点に立った関わりです。相談援助の実際の流れや、コミュニケーションの技術についても具体的に学びました。

学生からは次のような感想が寄せられました。「保育者は子どもだけを見る仕事だと思っていたが、保護者や地域の人とも関わりながら支援する専門職だと分かった」「相手の話を聴くことの奥深さを感じた」「将来、困っている人の力になれる保育者になりたい」。知識を習得するだけでなく、「目の前の人を大切にするとはどういうことか」を真剣に問い直す姿が、私自身にとっても印象に残りました。

本学では、保育・福祉の専門的な知識はもちろん、人と人とのつながりを大切にしながら実践的に学ぶことを重視しています。子どもや家族、地域を支える専門職を目指す高校生の皆さんに、ぜひ体験していただきたい学びです。

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